製品化事例

ふくおかISTが事業管理した経済産業省戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)プロジェクトの中から、公開可能な事例を紹介します。

戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)
平成27年度採択プロジェクト

[ 製品名 ]
クリティカルパス

[ 企業・団体名 ]
(株)カルナヘルスサポート

装置概略

国民の4人に1人が75歳以上となる超高齢化社会では、現在の社会保障制度は崩壊すると言われています。
この2025年問題(超高齢化社会)を解決するために、国は「データヘルス計画」と「地域包括ケア」という2つの大きな医療政策を掲げ、これに取り組んでいます。
 この制度により、保険者・介護事業者は医療的な判断をしなくてはならなくなりましたが、医療判断が可能なのは医師だけであることから、これらの施策は実際の現場ではうまく機能しておりません。
これは医師のマンパワーが不足していることが大きな要因と考えられます。
 これらの課題を解決するため、発電所の制御技術であるプラントテーブルとAI技術であるDeep Machine Learning(深層機械学習)を組み合わせ、レセプトや健診結果、問診等から医療状態(通院・服薬・検査・教育などのあるべき状態と現状の比較)を判断するクリティカルパスエンジンを開発、これを基盤に稼働する応用システム①分析ツール②重症化予防ツール③多業種連携ツールを開発し、医師のいない現場や医師の不足している業務をサポートすることを可能としました。
詳しくはこちらよりご覧ください。


サポイン事業を実施して良かった点

中小企業にとって開発というのは費用の負担が大きくリスクがあるのですが、本事業では開発も成功し、費用の負担も少なく進めることができて大変助かりました。
また、サポインに採択されたということで川下企業の意見を聞く際にも信用を得られやすく、欲しい機能をユーザから聞きながら製品開発ができました。

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